徐々に色褪せていくなら、いっそ燃え尽きた方がいい。
このタイトルにもある通り、この言葉はかの有名なボーカル・ギタリスト、「カート・コバーン」が遺した言葉だ。
あ、NIRVANAの素晴らしさを説明する前に…どうも。
ただの音楽大好き暇人高校生です。簡単な自己紹介を…しよう…………そうだな……
僕は醜くて、弱くて、みんなから嫌われて、そのくせプライドは高い屑だね。これで、僕がどんな人間であるか分かると思う。そう、非リア充だ。
文才なんてもんも、なーんもないからこのブログを見てる人だっていないはず。僕は何もありません。
何も無い僕が、NIRVANAを好きになってしまったんです。
カート・コバーン。まあ正しくはコベインと言うらしいけど、コバーンの方がみんな言ってると思うから、そう呼ばせてもらいます。
初めてブログを書くわりに、なかなか一丁前なことを書き込んでると思うけど書かせてください。
僕という中身のない人間が、彼らの素晴らしい音楽を聞き出したのは、そう過去の話ではなく最近の話。
名前は知っていたけど…別に、頭おかしいパフォーマンスを売りにしてるだけで曲はふつう。大した事なんてないだろと思ってました、正直な話。
でも、親父からまず「Foo Fighters」の「Best of you」を聞かされて、そしてこのドラマーが元NIRVANAのドラマーだと教えてもらい、「NIRVANA…どんなヤツらか聞いてみるか」と、僕は彼らをようつべで速ググってみた。
最初に目に飛び込んで来たのは、「Smells like teen spirit」。そしてタップして聞いてみる。
あ、これか。このリフ、こいつらだったのかあ。
へえ、そうか、この人たちの曲だったんだ。分かった分かった。さあて、別の曲聞こっかな……
あれ、………………くっっっそかっこよくね?
僕はそれを聞いて衝撃だった。僕は何もないから、すぐに飽きてどっかに行く性格をしてる。
その僕が、リズムに乗って聞いていた。これは、すごいな。
その時はほんとに革命だと思いましたね。そして、彼らのことがもっと知りたくなって色んな曲、ライブ映像をみた。
かっこよすぎ。ほんとに。
度肝を抜かれた。何じゃこのかっこよさ。
ダルそうで、辛そうなカートの声。それと同時に鳴り響くディストーションの効いたギター。
それを優しく支えてるかのようなベース、ドラム。
そして、ダルそうな声を突き破って叫ぶ。彼らのその今にもぶっ壊れそうな境地に立ちながら、限界を超えながらライブしてる姿を見て、僕はやべえなと思った。
そして後悔した。なんでこんなかっけえバンド今まで知らなかったんだ。
最高だよ、ホント最高だぜNIRVANA!!!
熱く書いたけど、NIRVANAが知らない人は「そんなかよ」って思ってるだろうし、
逆にNIRVANAのファンは「だよね、かっけえよな〜」と共感してるかもしれない。
まあ、そんなんどーでもいいけどさ。
俺の中の「音楽」がまるっきり変わった瞬間だった。ほんとにこれは「革命」という言葉が合う程に。
特に「Breed」。これを聞いて僕はさらにグランジという音楽ジャンルとNIRVANAに夢中になった。
これはヤバいよね。バイク乗って猛スピードで車を避けながら、真夜中の道を走ってる感じ。
風や夜の空気が最高に気持ちよすぎて頭がおかしくなりそうで、止められないんだけど、
マジで死と隣り合わせの雰囲気が漂いまくってるって感じの曲。たまらない。
正直な話、もう彼らの曲以外を聞けなくなってしまったんです。
飽きる気がしない。僕も、彼らみたいに突っ走ってぶつかって、死にそうになりながら音楽をしたい。
なんとか、しがみついて、蛆みたいに這いずり回って、きったねえ音楽を全力でやりたいと、思えた。
僕は、明るい人ではないし、周りに気を使って自分が辛い思いをするタイプの人間だから、
そういう雑魚だから、こういう強い曲を聞きたくなるのだろうと、思ったね。
そして、さらに調べたらカートは27歳で亡くなったと知った。
ショットガンで頭をぶち抜いたらしい。そこまでして死にたかったんだなと。
いろいろな持病を抱えたり、それにプラス薬に手を出しまくったり、とんでもないことしてたんだなと知った。
そして彼は高校を中退していたそうだ。僕は少し、親近感が湧いた。
彼は、…………………何もなかったんだろうね。そして、弱かったんだろう。
どうしよーもない、自分。あるのは、罪悪感と自己嫌悪と笑えない過去のみ。
彼はそれでも、音楽を見つけ、全力でそれにぶつかって、失敗して、を何度も繰り返したんだろう。
失礼な話だし、気持ち悪いが、許してね…彼をたくさん調べて、少し自分と重ね合わせてしまったんだよね。
何を抜かしとんじゃと思うし、思ってると思う。
でもね、………なんだか、ほんとすこーしだけ同じとこがあったり、分かる所もある。
さらに調べ、カートの遺書を見てみた。
共感できる所がたくさんあった。彼の思い全てがその遺書に詰まってた。
こういう優しくて、素敵な文がホントの彼なんだろうなと思った。
同時にとても辛かっただろうなと思ったよ。もし俺みたいな貧弱野郎がカートであったとしても自殺してたかな。
そして、僕はその遺書に記された言葉で、とても響いた言葉があった。
「徐々に色褪せていくなら、いっそ燃え尽きた方がいい。」
僕は彼に背中を押して貰えた気がした。
上手く言い表せないが、なんだろう。…ホントにその通りだなと。
面白くもない弱い間抜けな音楽イキリ野郎の僕にはとてもぶっ刺さった言葉だった。
燃え尽きて、燃え尽きろ。そっちの方がよっぽどいいよな。
おれみたいなクズには、最高の言葉に思えた。
同時に、カート・コバーンは偉大なアーティストだなと再確認した。
ただのキモイ高校が、カートコバーンの生き様に憧れ、酔いしれ書いた初ブログでした。
調子乗って書いたけどさ、何だろうこれ。………
またいずれ書くかもしれない。
では…NIRVANA好きに幸あれ…